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2018/12/22フレイル

皆さん「フレイル」という言葉をご存知ですか?
フレイルとは「加齢と共に運動機能や認知機能が低下してきた状態」のことです。
要介護状態になる前段階とも言われています。

最近では「フレイル予防が重要」と各自治体が取り組みを始めています。

 

当院ではフレイルから肺炎や食思低下、ADLの低下に陥り入院が必要になるケースが増えてきています。高齢になればなるほど回復するのに時間を要してしまいます。
また1日寝たきりのなってしまうと3%ずつ筋肉量が低下していきます。1週間で20%低下、1ヶ月で88%低下してしまうのです。
当院では治療開始後より、理学療法士、言語聴覚士、作業療法士によるリハビリに合わせ、看護師やケアワーカーによるベッドサイドリハビリや、生活が自立して行なえるような生活リハビリを合わせて行なっております。

 

・以前は2人がかりでトイレに行っていた方も、歩行器でのリハビリを開始し、トイレでの動作が自立したケース

 

・歩行にふらつきがあり転倒のリスクが高かった方は車椅子に移乗→車いすの自走→車いすを押して歩行→歩行器での自立となったケース

 

・車いす生活から、リハビリをすることで歩行が自立したケース

 

 

 

その患者さんにあったリハビリをすることで、回復するケースが多くなってきました。
食事に関しては前回のケース同様、栄養補助食品の活用、持ち込み食の検討、最近では水分ゼリーを導入し、水分摂取が進まない方にはわずかな甘みがあるゼリーで水分摂取を促しています。
病院全体で患者様1人1人が在宅復帰できるよう支援して参ります。

 

看護部 課長 横尾藍

 

参考資料:厚生労働省ホームページ


 
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